視能訓練士

眼鏡は病院と眼鏡店どちらで合わせるのが良い?

こんにちは、Henzelです。

今回は眼鏡はどこで合わせるのが良いか

眼鏡店?病院で処方してもらう?

ということをテーマにお話していきます。

先に結論を言うと、私の個人的な考えとしては『眼科で処方してもらうのが良い』です。

その理由を実際にあった私の体験談とともにご紹介します。

眼鏡店で合わせる

ではまず眼鏡店で合わせるメリット・デメリットからお伝えします。

メリット

  • 欲しい時すぐにメガネを合わせてもらえる。レンズの在庫があれば当日受け取りも可能
  • 費用がメガネ代だけで済む
  • 度数調整が必要な時、お店で再調整してもらえる

デメリット

  • 一般販売員(無資格者)が度数調整していることが多い。
  • お店によっては認定眼鏡士がいないため、全員無資格者であることもある
  • 度数の合わせ方が下手な人に当たると損
  • 検査手順がマニュアル通りであるため、応用が効かない。視力が出にくいとお手あげ。
  • 目の病気が疑われ視力が出にくいときは合わせてくれない。病院で処方してもらうよう言われる

上記に書いたことは全ての眼鏡店に当てはまる訳ではありませんが、実際多いと思います。

チェーン展開しているところでは認定眼鏡士がいないこともあります。

私の体験談もお話します。

私の姉が眼鏡店で眼鏡を合わせることになったときのお話です。一緒について来て欲しいと言われたのでついていき、検査中近くの椅子に座らせてもらい待機していました。

検査している様子を近くで見ていましたが、その時の店員さんが

『あなたの目にあう度数はコレかコレのどちらかです』と2択しか示さなかったのです。

しかしそのどちらも『見えにくい』と言っているにもかかわらず、店員は『いや〜あなたの年齢的と度数的にはどっちかしかないんですよ』と言います。

『いやそれでもこれじゃ何も見えないんですけど』と再度言いますが、聞き入れてもらえませんでした。さすがの姉も困り、助けてと言わんばかりのアイコンタクトをとってきました。

気になり今検査している度数を見せてもらいましたが、『そりゃ見えんだろ、、、』というような度数でした。

うっとうしい客と思われたかもしれませんが『申し訳ないですが、このレンズ入れてもらっていいですか?』と店員さんに伝えました。

すると『見える!この方がいい』となりその度数で作成してもらいました。

何が言いたかったかと言うと、結局のところ基本的な光学の理屈をわかっていない人が検査するとマニュアル通りにしかできないのです。

本来はその人の度数年齢見たい距離眼鏡をかけたい作業内容や時間どのくらいの頻度で使うのかピント調整する力の程度眼鏡は今まで使っていたのか初めて作るのか等、色々なことを考慮して度数を合わせなければなりません。

そして本人が満足する度数で作成しないと意味がありません。なぜなら日常的に使うものだし自覚的な見え方が重要だからです。視力が1.0見えるから良いとかではなく、視力0.8でも本人が生活に困らず、尚且つ楽に装用できてしんどくないのであればその度数のほうが適しているのです。

見えすぎてしんどくなることも実際にあるので、自覚的なところは本当に重要です。

もしかするとたまたま新人だったのかもしれませんが、客からするとベテランだろうが新人だろうが同じお金を払って作るならちゃんとしたものを作りたいですよね?

今回は私が知識があったから助かったようなものですが、一般の方が同じ状況になると、きっとその2択から選ばざるを得ない状況になる可能性があります。

現に姉が一人で眼鏡店に行ってたら、2択の中でつくり不満に思っていたと思います。

実際に外来でも『先日眼鏡店で眼鏡を合わせてもらい作ったけど見えにくいから合っているか調べてほしい。調整できるのであれば調整し直してほしい』という患者さんが結構いるのも事実です。

こういった経験から私個人の考えとしては、『眼鏡は眼科で処方してもらうほうが良い』と考えています。

眼科で合わせる

では眼科で合わせるメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

  • 国家資格を持つ視能訓練士が検査してくれる
  • 見え方を確認しながら時間をかけて検査する。この度数で良いとなったら、装用テストを行いしんどくならないかを確認したうえで処方
  • 最終的に眼科医が度数を確認したうえで処方する

デメリット

  • 予約制であることが多いため、すぐに作れないことがある
  • 処方料や再診料などの費用がかかる
  • 度数調整をしたいときに再度眼科で処方箋をもらう必要がある

最大のメリットは視能訓練士と眼科医のダブルチェックの上での処方だということです。仮に視能訓練士が新人だったとしても先輩のチェックや眼科医のチェックが入るので心配いりません。

デメリットは記載の通りで、眼鏡の購入費用以外に眼科での処方料や再診料がかかるというところです。

また眼鏡作成したのち度数調整をしたくなったときに再度処方せんが必要になることが多いです。

眼鏡店では処方箋で作成した眼鏡をお店で勝手に調整できないという決まりがあることが多いです。お店によっては調整してもらえるところもありますし、中には店員さんがその場で眼科に電話をかけ、度数調整をしても良いか確認してくれる場合もあります。

なのでそういった意味で、眼科で合わせるのは多少のめんどくささがあるかもしれないですね。手軽さにおいては眼鏡店で合わせるのが良いですね。

まとめ

今回は眼鏡店を批判しているわけではなく、あくまでも私個人の経験に基づく個人の考えです。

まあ視能訓練士としてのプライドでいろいろと許せない部分があるというのも正直否めないので、眼科で合わせることを勧めているかもしれませんね(笑)

まぁいずれにせよ、どちらもメリット・デメリットはあります。

手軽さでいえば眼鏡店で作るのが早いので、なかなか眼科にいく時間がなかったり、今すぐにほしい!という場合はお店で作ると良いかと思います。万が一それで合わない場合は病院で処方し直してもらうと良いと思います。

見え方などを初めから確実なものにしたい場合は今すぐに検査できなくても予約をして眼科で処方してもらうことをお勧めします。

眼鏡に関する他の記事もありますのでぜひそちらもご参考にしていただけると嬉しいです。

メガネが合わない!考えられること

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他にも目に関する記事をたくさん書いていますので、ぜひそちらもご参考下さい。

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ABOUT ME
Henzel
妻と共に育児奮闘中の父親です。 眼科の検査や視機能訓練を行う視能訓練士という仕事をしています。 視能訓練士として培った知識や情報を中心に、私生活における自身の経験、日用品のレビュー、育児に関する記事など幅広い内容で執筆します。