こんにちはHenzelです。
今回は眼のおもしろい体験をしてもらいたいと思います。
暗順応という機能のお話をします。
目には明順応と暗順応という機能があります。
明順応は暗い環境から明るい環境に変化したときに時間とともに感受性が適応する現象です。
映画館やお化け屋敷から外に出た時に目が眩んで一瞬見えなくなりますが、すぐに見えるようになりますよね?あれです!
暗順応は明るい環境から暗い環境に変化したときに時間とともに感受性が適応する現象です。
夜寝るときに部屋の電気を消すと周囲がまったく見えないですよね?でも時間が経つと徐々に時計などの家具が見えてきませんか?あれです!
暗順応を体験してみよう
今回は暗順応の不思議な体験のやり方をお伝えします!ぜひやってみてください。
①まず部屋の電気をいつも通り明るくつけておきます。
②片手で左右どちらかの眼をふさいで、眼に光が入らないよう完全に遮蔽します。このとき塞いでいないほうの眼は閉じたりせずにしっかり開けておいてください。
③その状態で10~15分ほど待ちます。
④時間が経ったら部屋の電気を消し真っ暗にします。もし日中にする場合は外の光が部屋に入ってしまうと驚きが半減するのでカーテンを閉めるなどして真っ暗の環境をつくってください。
⑤暗い環境の中で遮蔽していた手を離します。
するとどうですか?塞いでいた眼は部屋の中が見えるのに、塞いでいない眼は真っ暗じゃありませんか?
これは塞いでいた眼だけ暗順応している証拠です。
暗順応は通常8分頃から始まります。だんだん進み13分頃には結構進んでいる状態です。
なので夜寝るときに電気消してすぐは何も見えませんが、時間が経つと見えてくるのはこれが関係しています。
眼には錐体細胞と杆体細胞というのがあり、明るさを司っています。
錐体は明るい場所で働き、杆体は暗い場所で働きます。
電気消してすぐは錐体の働きが徐々に低下していきます。8分頃に杆体が働き始めます。
これが暗順応の仕組みです。
おもしろいのでぜひやってみてください。