視能訓練士

メガネが合わない原因と対処法

こんにちわHenzelです。

今回は目に関する身近なお話をしていきます。

メガネを使用している方も多くいますが、メガネをかけても見えにくいなぁ・・・合っていないのかな?と思うことはありませんか?

経過をみてそれでも見えにくい場合は新しいメガネを作ると思いますが、中には4本も5本もメガネを持っている方がいます。

眼科で働いていてもそのような患者さんが結構多いですね。

そのような患者さんほどこの眼鏡合っていないから見えにくい!と言います。

そう言ってすぐに次のメガネを作成しますがまた合わない。その繰り返しでたくさん所持しているようです。

5本以上持ってきて、合っているか調べて欲しいと言われることもありますが、だいたいの場合、ほとんど変わらない度数の眼鏡ばかり持っています。そして調べるのめんどくさいです(笑)

メガネって決して安い買い物では無いですし、たくさん作るのも正直勿体ないです。

ですがどうしても今使っているのが見えにくい!という方は一度別の原因を疑いましょう。

メガネとはそもそもなに?

そもそもメガネってどういう目的で使っているかご存じでしょうか。

ぜひ以下の説明を覚えて下さい。

メガネは視力を回復させるものではない。屈折度数を矯正するもの。

です。

眼鏡かけると視力アップするじゃん!

もちろん間違っているわけではないのですが、実は視力を高めているわけではないのです。

近視や遠視、乱視の度数を矯正してピントを合わせているだけなのです。

ピントが合った結果、視力が1.5まで見えているというだけです。

なので目に病気がある場合にはメガネで矯正しても視力が0.8までしかでないこともあります。いくら矯正しても視力がそこまでならそれが限界です。

つまり、メガネはあくまでもピントを合わせているだけで、視力はその人の目の状態や力次第ということを知っておいて下さい。

これは結構勘違いしている方が多いのでぜひ覚えておいてください。

ちなみに近視や遠視、乱視について書いた記事もあるのでぜひそちらもセットで読んで頂くとより理解が深まります。→よくわかる近視・遠視・乱視・老眼

とりあえず色々考える前に今言ったことを理解してくださいね。

原因として考えられること

メガネが見えにくいのは色々な原因やパターンがあります。

度数が合っていない

これは皆さんが真っ先に想像することだと思います。

メガネはわざと度数をゆるめにしていることが多いです。完璧に矯正することを完全矯正というのですが、メガネで完全矯正してしまうとクラクラしてしまいます。見え過ぎて目が痛かったり頭痛が起きたりもします。ひどい場合には吐き気を感じることもあります。

そのためメガネは楽にかけれてしんどくなく、尚且つ生活に困らないくらいの見え方になるのが理想的です。

そのためはじめに説明したようにゆるい度数の場合が多いのです。

しかし加齢と共に徐々に目が変化し、度数が変わったり老眼が進んだ場合、合わなくなってきて見えにくさを自覚します。

その場合は度数調整が必要です。

 

白内障などの病気がある

メガネを合わせ直してもそれでも見えにくい場合は視力に影響する何かしらの病気が隠れている可能性があります。

屈折異常を矯正して視力が出れば問題ないですが、矯正して視力が出ないことが問題です。

その時は眼科を受診し、眼底検査などを受けると原因がわかることがあります。

慣れていない

これは普段裸眼で生活できている人に多いです。

裸眼では疲れるからメガネを作ってみたが、どうも合わなくてクラクラして酔うような感じがある。だからかけるのが嫌になる。裸眼で生活できないわけじゃないからまあいいか・・・でも今日は疲れて見えにくい。。どうしよう・・・

というように悪循環になることがあります。

メガネはどれだけゆるい度数でも初めは視界が揺れて見えたり足元が浮いているように感じることがあります。

しかし人間は順応性があります。初めは違和感があってもかけ続けているうちに慣れます。

ゆるめの度数からはじめていき慣れてきた頃に、もう少し度数あげた方が良ければ度数をあげるというように段階的にやっていくことが良いかと思います。

老眼かも

若い方は気にしなくても良いですが、老眼が入ってきた年代の方は少しずつ意識していく必要があります。

遠方に合わせたメガネをかけた状態で近くを見るには調節力が必要です。

40代になると徐々に老眼が進みます。老眼とはピントを合わすための調節力の衰えのことをいいます。老眼についてはこちらの記事を参考にして下さい。→よくわかる近視・遠視・乱視・老眼

近用メガネは老眼鏡ともいわれ、高齢の方が使用するイメージがあるかもしれませんが、実際は40代くらいからゆるい近用メガネを使います。

自分はまだそんな年じゃない!と思う方もいると思いますが、20代の時に比べ体の筋肉が落ちるのと同じで目の筋肉も落ちていきます。

ぜひ近方に合わせたメガネも作ってみましょう。

老眼鏡と思わずにデスクワーク用と思えばOKです!(笑)

 

ピントの距離

近用メガネを作るときは、ある程度どのくらいの距離で見たいかを基準とします。

普段あなたが30cmくらいで見ることが多い場合は30cm、少し離し気味の40cmで見る場合は40cmというように、見たい距離に合わせて度数を決めていきます。

そのため30cmに合わせたメガネで40cmや50cmの距離はピンぼけ状態ですので、一度本などをもって遠ざけたり近づけたりしてみましょう。その時に見やすい距離と見えにくい距離があると思いますので、その距離感を意識しながら生活すると今お使いのメガネで問題なくいけます。

しかしそのメガネでの見やすい距離が、本を持ちたい距離と異なりしっくり来ない場合は度数調整をすると良いかと思います。

 

遠近両用メガネの目線の使い方

遠近両用メガネはレンズの上部分に『遠用度数』下部分に『近用度数』が入っています。

近くを見る時に、視線が遠用度数の部分を通ってしまうと見えにくいです。

視線の通る場所を意識しながら見てみましょう。

コツとしては近くを見る時に顔を下げないこと。顔はまっすぐにしたまま目線だけを下げるようにすると、きちんと見えると思います。

遠近両用メガネはいつから使う?もぜひ参考にしてください。こちらに遠近両用メガネについて詳しく説明が書いてあります

遠近両用メガネのオススメのフレームと選び方

最後に

メガネ一つでも色々と奥深いです。

見えにくいからといって次々に新しいメガネを作らずに原因を知るためにも一度眼科を受診して、メガネの度数が合っているか、目の病気はないかを診断してもらうのが最も良い方法だと思います。

 

ABOUT ME
Henzel
妻と共に育児奮闘中の父親です。 眼科の検査や視機能訓練を行う視能訓練士という仕事をしています。 視能訓練士として培った知識や情報を中心に、私生活における自身の経験、日用品のレビュー、育児に関する記事など幅広い内容で執筆します。